愚か者の庭

ニュージーランドで29年。鉄道+動物好き。愚か者の家在住

【人生の棚おろし】親の遺品整理で離婚しそうになった話

今回、ゲストルームのベッド用リネンを引っ張り出したので、他のリネンにも匂いがついてないか、全部を出して確認しました。


長いこと置きっぱなしにしていたシーツやピローケース、古着のような匂いがつくことがあります。
しまうまえに、キチンと洗濯したにも関わらず。


あの匂いで思い出すのは、ハリウッドランチマーケットやシカゴなどの古着屋です。そういえばハリランでは、匂い消しにお香を焚いていたっけ。


私はあの匂いがすごく苦手です。
ベッドリネンにあの匂いがつくと、洗っても取れないし 他のにも移るので、罪悪感を感るけど、すぐ処分するようにしています。


匂いを発生させないためには、ベッドごとに2セットずつ準備して、こまめに交換して洗い、ローテーションさせるのが一番だと思います。


でも買った覚えがないのに、シーツなどが山のように溜まってしまうんですね。


これ、夫のお母さんが亡くなった時、実家から持ってきたのが大量に混ざってます。


良いものを持ってたから、と夫は言い張ってお母さんのものを処分したがらないのですが、元々わが家には必要もなかったものが一軒分流入してきたので、たまったもんではありませんでした。


2年前になりますが、お義母さんの遺品、小型トラック1台分持って帰って来たのです。


それも名前が彫り込んである銀の器とかトロフィーみたいなの。。家具、家具、家具。服、服、服。モノ、モノ、モノ。


膨大な量の家財道具の流入に辟易して、またそれを夫がいつまでも処分しなかったので、私がキレて喧嘩になりました。


あまりに腹立たしかったので『親の遺品整理で離婚』って検索したくらいです。


遺品だと言われれば、すぐ捨てろとは言えません。


でももう2年近く経ち、夫にこっそり少しずつ処分しています。
良いものらしいので、捨てずにチャリティショップに寄付しています。


今回、リネンの棚を開けて、各ベッド2セットずつを基準に、大断捨離を決行。


どんなに大量にスペアをストックしていても、匂いがついたら、重ねているもの全てに移ってしまいます。


もったいないと、いつか使うから、はリネンの世界には通用しません。


親のいた痕跡を消したく無いという気持ちは分かるけど。。


自分の時は、逝く前に思いっきり痕跡消しときたい。


今から肝に命じて、老いじたく進めていきたいと思います。

こういう遺品だったら喜んで貰ったのに
(ノーム好き)