愚か者の庭

ニュージーランドで29年。鉄道+動物好き。愚か者の家在住

【鉄と自転車】52歳で日本を7週間旅して思ったこと

コロナ前の2018年年末から2019年にかけて、7週間日本を旅した。


最初の2週間は大学院を卒業した次女と、残りの5週間はJRパスなどを使っての鉄活・日本半周一人旅。


旅のテーマは鉄活の他、芭蕉ストーキングに東海道要所歩き、全国三大鉄道博物館巡り、全国ゲストハウス巡り、サイクリング、それにハワイアン・ロミロミマッサージの手技資格取得。


旅の行程は、


成田

巣鴨(東京)

鬼怒川温泉(大晦日)

日光(初詣)

鎌倉

浦和

山梨

大宮

湯田中(長野)~地獄谷

飯山~野沢温泉(スキー)

金沢

尾道

小倉、行橋、門司フェリー

大阪

奈良

京都 (ここで娘 関空より帰国)

名古屋、関、伊賀上野、再び京都(コミカプ)

大阪(サンライズ出雲)

島田、金谷、大井川鉄道

小田原、箱根、富士宮、吉原

(サンライズ瀬戸)

今治〜四国一周

福山

岡山(サンライズ出雲)

酒田

仙台(ロミロミスクール)

東京(深川)

羽田より帰国


途中、大雪で三江線に乗れず、四国一周するなど大幅な変更あったけど、大体こんな感じ。(サンライズで3泊)


日本一時帰国中にこれだけ動き続けることができるのは、もう実家がなくて両親もいないから。

親は30年前に亡くなったので、帰国時は一か所に止まらず、いつも大移動。


この頃はまだサロン勤めだったので、8週間の休みをもらっての旅。


途中で飽きるかな思ったけど、旅が終わる頃 このままあと6ヶ月くらいはいけると思った。


でも そう思えるのは、帰ったら仕事があるから。

仕事を辞めての旅だったら、感じることもまた違ったと思う。


仕事が待っていれば、帰ったらまた働いてお金を稼ぐことができるし、元の生活に戻れる。


これが、定年退職または早期退職してからの旅だったら、あんな風には楽しめなかっただろう。


旅って消費するばかりの生活。


人が作ったものやサービスをお金を払って受けとり使用する。

それは楽だし楽しいけれど、ずっと消費ばかりの人生はなんだか虚しい。


FIREして旅をして暮らすという人がいるが、職業で旅ライターしているならともかく、ずっと旅ばかりって虚しくならないかな…


旅は非日常で楽しいが、旅人は 旅する国や地方では あくまでお客様。

その場所に属して、コミュニティの一員として貢献することはできない。


例えば旅人が ある場所に留まって、お金を落とさず、そこにある物やサービスを利用するだけ利用したら。それは搾取という迷惑行為以外の何物でもない。


7週間の旅の終わりに感じたこと。


旅は楽しいが、消費だけの人生が一生続くのは虚しい。


戻る場所があるから、旅は楽しい。


それから元の生活に戻り、コロナがあり、手の病気になりお勤めを辞め。


長い旅に出ることもなく、4年が過ぎた。


そして


人生初、パスポートを切らした。