愚か者の庭

ニュージーランドで29年。鉄道+動物好き。愚か者の家在住

【買わない暮らし】負の財産について考える

この世のものは、物質である限り 時間が経つと劣化する。


物質が劣化すると 価値が落ちる。

価値を落とさないようにするためには、メインテナンスに時間とお金を注がなくてはならない。


つまり所有するということは、大抵の場合、負の財産を背負い込むこと。

持てば持つほど、持ったものの価値を落とさないように、時間とお金を奪われる。


つまり私たちが、価値があるとお金を払って手に入れるものたちは、財産というよりは金食い虫、負の財産であるといえる。


この世の、負の財産の例を考えてみた。


[高級車]

  年々激しく価値が落ちる。パーツが高くメンテ代が高い


[築 数十年の中古マンション]

土地がついてない建物は、新築でも50年後には価値が0になると思っておいたほうが良い


[トロフィーワイフ]

年々劣化が激しく、それ補うためには莫大な金がかかる。しかも金食い虫。10〜20年後には価値が0になる。どころか、別れるにも財産分与という莫大な金がかかる


[高収入だったけど、家のこと関知せずで定年退職した夫]

退職した日から不良債権

下手に高給取りだった場合、金を使う習慣を変えられずたちが悪い


[大きくなる植木]

年金生活に入る前に、庭の大木は全部抜いて置くべし。庭の大木は負の財産。迂闊に木を植えてはいけない


[ブランド物の服やバッグ]

言わずもがな


[観葉植物]

ひとときは癒されるが、手間と金がかかる。

特にスピーディーに成長されると 高い大鉢を買い続けなければばらない


それでも、好きなものを所有し、いつも身近にあれば、お金がかかっても毎日がハッピーというのであれば、所有する意味があると思う。


所有することに意味はある。

本人にとっては価値があるが、他人にとってはそれほどの価値はない、というのが現実だと思う。


いずれにしろ、負の財産であることに変わりはない。


では、真の財産とは何か。


それはやっぱり、愛と健康。それに金じゃない?


卵を産まなくなった鶏も負の財産だが

日々笑いを提供してくれるので、意味はある