愚か者の庭

ニュージーランドで29年。鉄道+動物好き。愚か者の家在住

【アラカン日記】お金がない!

一昨日、夫がPC見ながらウンウンうなっているので、何ごとかと思ったら、「お金がない!」とのたまう。


どうも自分の、小遣い口座のことらしい。


我が家は国際結婚には珍しく、夫の給料は妻の口座に全振り込みで、そこから夫が小遣いをもらうという日本式のお小遣い制。


その小遣いがいつも足らなくて、残高がマイナスになってしまうそうなのだ。


どれどれ何にそんなに散財しているのだと、覗き込んでみてみたら、定期的な不穏な引き落としを発見。


近年社名が変更されたので気づかなかったが、どうも生命保険の引き落としらしい。


夫にかかっている生命保険で、受取人は私。


そういえば、なんかこの会社から手紙がきていたなあと探してみると、物価の上昇に対応しての保険金額の引き上げと、毎月保険料の引き上げ。よく見ると、保険料はこの8年間で4倍以上に値上がりしていた。


年間の保険金額は4500ドルほどで、月々の引き落とし額が400ドル近くになっている。
週割りにすると100ドル弱で、夫の小遣いの半分はここに消えていたらしい。。。
以前は保険料が4分の1の額だったので、お金が無くなると思いつつも気づかなかったのだ。


さかのぼってみてみると、夫が今の会社に転職した8年前からの引き落とし。
最初は保険料が高くなかったが、この8年分を合計すると14000ドル以上(100万円以上)になってしまった。


これを、私が夫に返していかなければならないわけね。。
返すといっても額が大きいので、夫の今後の給料から、月々貯金に回していた分を1年近くかかって支払う形になる。


8年に渡って、小遣いの大半を生命保険料として搾取されていた夫は、思わぬ収入(私からの返金分)に小躍りしそうな様子だが、私にとっては全然ラッキーではない。。。
ま、もともとは夫の金なんだけどさ。。


問題は、この保険料を今後も払い続けるかどうか。


年間4500ドルというと、日本円で40万円という感じ。


将来夫が退職したら、とても掛け捨てたい金額ではない。


保険料は年々爆上がりで、夫が死ななきゃお金は入ってこない。
多分10年後には保険料が高すぎて、リタイア後の家計からは払えなくなっていると思う。


なので夫の定年退職とともに、生命保険は解約するつもりだ。
生きているうちに趣味に使ったり、旅行でもした方が、よっぽど有益な気がする。


しかし8年間保険料を引き落とされて、気づかない夫もどうかと思う。


支払い関係はすべて私の口座からに変えてくれと、口を酸っぱくしていっても、面倒くさがってやらない。


で、しょっちゅう、お金がない、何に使ったかわからない、と言っている。
アホですね。。


こういうお金に対しての姿勢って、性格的なものがあって、一生治らないよね。
だから怖くて、夫には家計の管理をまかせられない。