愚か者の庭

ニュージーランドで29年。鉄道+動物好き。愚か者の家在住

【熟年離婚危機】ルームメイト症候群

日本には家庭内別居とか卒婚という言葉があるけれど、国際結婚熟年夫婦の私達にはイマイチしっくり当てはまらない…


そんな私達夫婦の状況を、ほぼしっくり言い表す言葉が見つかった。


ルームメイト症候群。

英語ではRoommate Syndrome という。


熟年夫婦より、もっと若い夫婦の倦怠期を言い表す使い方が正しいかもしれないが、状況的(症状的)には 今の私達がまさにこれ、という感じ。


名前がつけば対策も講じられるかと思ったが、今は話し合いができない。

夫の情緒不安定、激昂ぐせ(声を荒げる)、認知症かと思うくらい言い分や気分が変わる、など…


わたしも後期更年期で、情緒も体調もあまり安定していない。急激かつ過度なストレスは本当にしんどくて、今は受け止められない。


いよいよカウンセラーが弁護士を挟んで話し合いする段階に来てるのかな、という気がする。


Eメールでやりとりをした結果、夫は別居を考えているようだ。

しかし何らかの会話なしで別居に踏み切ると、あとはもう離婚まっしぐらという気がする。

【熟年離婚危機】熟年離婚シュミレーション

夫と喧嘩をし、口をきかなくなって1週間が経つ。


思えば、33年間の結婚生活、揉めたり喧嘩している期間も実に長かった。


子供が巣立った今、お互いを引き留めるものは老後資金である。


年金生活手前で老後の資金が半分になってしまうのは、人生最悪の悪手とも言えるのではないだろうか。


夫の両親はもう亡くなってしまったが、80半ばと70半ばで離婚した。(10歳の年の差婚)


私は今58だが(夫は62)、正直、70代半ばで忍耐切れて離婚というのは勘弁してほしい。


将来別れるくらいなら、今別れようじゃないか。

老い先短いながらも、第三の人生が始められる。


早速、熟年離婚シュミレーションという金の計算を始める。(こういう冷徹なところが 夫をイラつかせる要因なのかもしれない)


NZでは年金・貯金・家全てスッパリ2分割。


私はこんなデカイ家は要らないので、夫が住み続けるなら 家の評価額の半分を私に支払う形になるだろう。

あるいは、家を売却して売り上げは半分こ。


日本の年金はもらえないので、65歳になったらNZに半年住み、NZの年金をもらいながら、残りの半年は日本、または他の国で暮らす。


80歳過ぎまで生きるとして、今後 約25年間の生活費の源は、離婚の時に手にする金と65以降のNZの年金ということになる。


もし今すぐ離婚となったら、NZの年金をもらえるまでの6年余りは、主に日本で暮らそうと思う。


日本に帰国したら すぐには働かず、自転車を買って日本を1年くらい放浪し心の傷を癒そう。

体力があるうちでないと出来ないので、家や仕事を探して落ち着くより、こっちが優先。


そういえば台湾一周もしたいんだった。

日本をぶらぶらしたあとは、台湾で半年くらい過ごすのもいいな。


台湾も、自転車と鉄道、両方で回りたい。

台湾には55歳以上対象の、退職ビザというのがあるらしい。

それで半年滞在できるから、台湾をくまなく見て回ろう。


台湾を旅しつつ中国語を勉強して、中国に渡ってみるのもいい。実は私の従姉妹は半分中国人。

中国に行くフェリー鑑真号には、自転車は載せられるだろうか。


元々物に執着がないので、安全に寝れる場所があって、最低限の食事が取れればそれで幸せ。

もし離婚したら、そうやって何も持たずに余生を過ごすのも、気楽で悪くないと思う。


NZの年金がもらえる時まで日本や台湾で過ごし、65になったら日本とNZ半々。


NZではバックパッカー暮らしでもいい。

家を持つよりその方が安上がりだし、しがらみもない。

自転車に乗って、北島をじっくり見て回るのもいい。

老婆でも、バックパッカー宿には泊まれるし。


日本(アジア)とNZを行き来する航空券代25回(25年分)と、にっちもさっちもいかなくなった時のために、富士の樹海までの片道交通費だけは、最後まで残しておこう。


最後は、出来ることなら、富士の樹海で死にたいと思う。

樹海でなくても日本で死ねて、祖国の土に還れれば本望だ。


いつまで飛行機に乗れるのか、いつまで複数の国を行き来できるのかは不明だが、一つの国で出口もなくうじうじしているよりは、動ける限り自由に暮らしていたい。


ちなみにNZでは、財産の無い人は、政府公認の老人ホームに無料で入れる。

財産がある場合には、それが尽きるまで、自腹を切ることになる。


うん。離婚してまとまった金が手に入ったら、できるだけ使い尽くすようにしよう😁


金の計算をして実現可能な計画だと思ったら、離婚も悪くはないなという気になってきた。

【愚か者の庭】フェイジョアの収穫と実がつく剪定法

我が家には3本のフェイジョアの木があります。(正確には2本)
今年も、フェイジョアを収穫する季節となりました。



フェイジョアは、実が落ちたのを拾います。
常緑の木なので、年1で剪定して、余分な枝を取らないと混みあってしまい、葉がぎゅうぎゅうで光が当たらなくなると、良い実がつきません。


良い実を成らせる剪定のコツは、鳥が枝の間を飛び抜けられるくらいスカスカに、だそう。

【NZ地味暮らし】こころの隠居生活

前向きに生きようと頑張りましたが、色々疲れてしまいました…


60歳まであと1年と8ヶ月。

65歳までNZの年金は出ないが、早く隠居したい。


今でも隠居してるようなもんですが、まだフルで働いている夫が、モラ夫気味の圧をかけて来ます。もっと働け、働けと…


本当の隠居はまだしばらく先でも、今日から私は、こころの隠居生活を送ろうと思います。


こころの隠居生活とは、キャリアとか仕事とか収入増とかレジャーとか何かを所有するとかという目標を捨てて、人生が終わるまでひっそり生きる…


夫はニュージーランド人なので、隠居とかという価値観がわからないみたいです。


ニュージーランド人にとって、リタイアと言えば旅行もしたいし、車やバイクやその他の趣味にお金をかけたい。


こんなに価値観が違って、実際にリタイアした時、一緒に住んでいられるでしょうか。