愚か者の庭

ニュージーランドで29年。鉄道+動物好き。愚か者の家在住

【鉄活NZ】銀河鉄道・冬のトランツアルパイン復路の見どころ

絶景観光列車は、乗る季節や時間帯、その日の天気、そして列車の進行方向によって、期待通りの時もあれば、ものすごくがっかりという結果にもなります。


特に進行方向は見落とされがちですが重要です。


ニュージーランドで一番人気の絶景観光列車トランツアルパインも、冬は5時に日が暮れるため、グレイマウスを午後出発しクライストチャーチに戻る復路は、この列車の一番の見どころである峡谷の絶景や橋梁や数々のトンネルを通り抜ける際には、どっぷり日が暮れていて景色が見えません。


でも実は、この冬の復路便でしか見れない幻想的な風景があるのです。



冬のトランツアルパインは、アーサーズパスを5時ごろに通過し、その先は宵闇になります。
トンネルや橋梁に差し掛かるころ、防寒着を着込んで、展望車両のオープンデッキに出てみて下さい。


みんな見るものがないと思っているので、復路の列車では座席で眠っている人が多いです。
なので、展望車両は自分だけの貸し切り。


列車は高地を蛇行しながらすすみます。
右に左にと曲がり光輝く先端が、トンネルの中に吸い込まれるのを見ることができます。
そんな幻想的な景色がしばらく続きます。


めったに体験できない山岳地帯での夜行走行。
冬限定の銀河鉄道。その光の帯に魅せられること、請け合いです。