愚か者の庭

ニュージーランドで29年。鉄道+動物好き。愚か者の家在住

【汚庭ポリス】持ち主が死ぬと、庭も死ぬ

うちの近所に、こぼれ種の一人生えの木がたくさん生えてきて、前庭が飲み込まれそうになっている借家があります。


ニュージーランドでは一軒家の場合、借家か持ち家かは、家の前を歩くだけで一発で分かります。
なぜなら借家は、前庭はもちろん歩道の芝もボーボーに伸びて放置されているからです。


賃借人は、他人の家のために、庭仕事などに自分の時間を浪費したくありません。
所詮、他人の庭、他人の家、ですからね。


でも大家は借家をマメにチェックして、庭師を定期的に雇い入れるべきだと思います。
何もせず数年放置したら、勝手に生えてきた木々や、隣から侵食して根付いたペスト植物(ツタなど)に家を飲み込まれてしまうからです。



庭を放置することは、家全体の価値を下げ、将来処分しようとも「売れない家」という負の遺産にしてしまうかもしれないのです。


動画の庭は、かつては元気な老婦人が住んでおり、前庭をきちんと手入れされていて、素敵な庭でした。
持ち主がいなくなり、家が貸し出されてから、庭は見る影もなく荒れてしまいました。
前を通るたびに、その荒れように哀しくなります…