愚か者の庭

ニュージーランドで29年。鉄道+動物好き。愚か者の家在住

【美容の真実】ワセリンを毎日肌に塗ってはいけない

肌断食というのが一時流行りましたね。


肌本来の 保湿保護機能を取り戻すため、ワセリン以外 何もつけないというアレです。


ワセリンは肌の表面に一時的に膜を作り、乾燥から守るという意味では、正しい理論なのですが、長期に渡って広範囲に使い続けると、毛穴を詰まらせるだけでなく、逆にいつも膜が張られているので、肌本来の皮脂などが出なくなってしまいます。


またワセリンは石油が原料ですから、毎日大量に使って水で洗い流すことは、水質汚染に繋がります。


決してナチュラルで環境に優しい製品ではありません。(むしろ真逆)


健康な10代20代の肌なら、保湿のためのスキンケア用品を何も使わないのはありだと思います。


ただし、コラーゲンの破壊と老化を防ぐために サンスクリーンは必須なので、夜にサンスクリーンを洗い流すクレンザーやソープは必要になります。


30代を過ぎると部分的な乾燥が気になり、40、50代になると、肌の潤いがどんどんなくなっていくのを経験する人がほとんど。


水分だけでなく、皮脂も減っていきます。


そうすると、乳液かクリームかオイルで、保湿をする必要がでてきます。


これらをワセリンで代用するのは、オススメできません。


ワセリンをつけても、肌の上に石油の膜が乗っているだけ。

肌からの水分の蒸発は防いでくれますが、深いところに浸透して肌に栄養を与えてくれるわけではありません。


保湿のために高いクリームを買うのが嫌なら、夜だけホホバオイルをつけるのが良いと思います。


ホホバは皮脂に最も近いとされるオイルで、つけてすぐ染み込みます。

ビタミンEが豊富なので、保湿だけでなく、傷などの修復にも役立ちます。


一時流行った、傷跡や妊娠線などの修復に効くというバイオ・オイル(Bio Oil) も、ビタミンE オイルですが、バイオオイルは主原料がミネラルオイル(石油から作ったオイル)です。


妊娠線などの修復には、ホホバやローズヒップオイル、アボガドオイルなど天然のビタミンEが豊富なオイルをオススメします。